気になるニュース

果てしなきスカーレットがつまらないと酷評⁉眠くなる理由7選を徹底解説

  /

2025年11月に公開された細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』。

公開直後からSNSでは「つまらない」「眠くなる」といった厳しい声が相次ぎ、Filmarksや映画.comの評価も軒並み低調。

一方で「映像美は凄まじい」「テーマは深い」と擁護する意見もあり、まさに賛否が真っ二つに割れている状況です。

特に注目されたのは、主役・スカーレット役の芦田愛菜や看護師・聖を演じる岡田将生の声優としての演技、そして哲学的すぎる脚本内容。

この記事では、「果てしなきスカーレットがつまらない」と言われる理由を深掘りしつつ、なぜ評価がここまで割れたのかを徹底解説していきます。

 

果てしなきスカーレットがつまらないと話題に！

2025年11月21日に公開されたアニメ映画『果てしなきスカーレット』。

細田守監督の最新作ということで注目度は非常に高く、公開前から「映像美に期待」「新たな名作の予感」とポジティブな声も多く寄せられていました。

映画『果てしなきスカーレット』公式サイト

ところが、蓋を開けてみるとSNSでは“酷評の嵐”が吹き荒れる事態に。

特に目立ったのが「つまらない」「退屈」「眠くなる」といった感想で、公開初週からFilmarksでは2.7／5、映画.comでは2.5／5という厳しいスタートとなっています。

 

実際に投稿されたX（旧Twitter）上の意見を見てみると──

「映像は神だけどストーリー眠気誘う」
「果てしなきスカーレット、入場者特典でロキソニン配って」
「まじで終わってる、映画としてやってはいけないこと全部やってる」

など、かなり辛辣な意見が目立ちます。

特に印象的なのは「観る人を選ぶ映画」というワード。

哲学的なテーマ性や幻想的な世界観が、ライトなファンタジーを求めていた層には“重すぎた”というのが率直な評価です。

さらに劇場の客入りも芳しくなく、「ガラガラだった」「初週なのに静か」といった口コミも広がっており、初動の勢いにはやや陰りが見られます。

 

SNSでは「今年ワースト」「細田守の黒歴史になるのでは」といった極端な評価まで飛び出しており、まさに“問題作”という立ち位置を確立しつつあります。

では、なぜこれほどまでに酷評されたのか？

次章では、最大の原因とされる「予告とのギャップ」について詳しく掘り下げていきます。

評価が分かれる最大の理由は“予告とのギャップ”

『果てしなきスカーレット』が「つまらない」と言われる最大の原因は、多くの観客が感じた予告編と本編のギャップにあります。

予告編では、美麗なビジュアル、人気俳優のキャスティング、劇中歌やエンディングの挿入など、いかにも「感動系ファンタジー」に見える構成でした。

芦田愛菜×岡田将生という話題性の高い組み合わせに加え、華やかな映像や音楽が“エンタメ寄り”の印象を与えていたのです。

しかし実際の映画は、想像以上に哲学的でシリアスな内容。

作品のテーマは「復讐」と「赦し（ゆるし）」、舞台は“死者の国”、ストーリー展開もゆったりしており、楽しい冒険活劇とはまるで違いました。

多くの観客が

「映像は綺麗だけど、話が難しすぎる」
「癒しを期待したのに、終始重たい」
「冒険ものかと思ったら、延々と会話が続くだけだった」

といった違和感を抱いたのは、まさにこの期待と実際の内容のズレが原因です。

また、予告編では劇中のダンスや幻想的なシーンが前面に出されていたため、「明るく希望に満ちた話」と思って鑑賞した人ほど、重いストーリーとの落差にショックを受けた様子。

あるレビューでは、

「ハムレットベースで赦しと死がテーマって、そんな重いと思わなかった」
「予習しておかないと意味がわからない。置いてけぼり感が強すぎる」

といったコメントも見られます。

本作の構造自体が“観る人を選ぶ”作品であることは否めず、万人向けではない内容であったことが評価の分かれ目となりました。

次は、より直接的に「つまらない」と言われる具体的な要因である声優の演技について深掘りします。

声優が下手との声続出！芦田愛菜＆岡田将生の演技が波紋

『果てしなきスカーレット』が“つまらない”と酷評される中で、特に大きな話題となっているのが声優の演技のクオリティです。

本作の主役・スカーレット役には芦田愛菜、そして現代の看護師・聖役には岡田将生という実力派俳優が起用されました。

一見すると豪華キャスティングですが、声優としての評価はかなり厳しいものとなっています。

芦田愛菜は「叫び声がキツい」と不評

芦田愛菜に対しては、「セリフ回しは上手いけど感情が伝わってこない」「叫び声が不自然すぎて冷める」といった批判が目立ちます。

 

特に感情が爆発するシーンでの「うわあああ！！！」という叫びに関しては、SNSでも「耳が痛くなる」「一気に没入感がなくなった」との声が多数。

また、「棒読みではないが、魂が入っていない感じがする」「キャラと声が合っていない」といったコメントもあり、演技の深みやリアリティの欠如が指摘されています。

 

岡田将生は「棒読みに聞こえる」との声

岡田将生に関しては、今回が長編アニメ声優初挑戦ということもあり、演技に対して一層の注目が集まりました。

しかし結果としては「感情が伝わらない」「声に抑揚がなく、聖というキャラに深みがない」との声が大半。

「実写なら自然でも、声だけだと違和感がすごい」
「感情の浮き沈みが少なく、機械的に感じた」
「記憶に残らない存在感」

など、声優経験の不足が映画全体の“没入感”を削ぐ要因になったと指摘されています。

 

「声優はプロにすべきだった」という意見も

SNSでは、「話題性より実力を重視して、プロの声優を起用すべきだったのでは？」という意見が多数投稿されており、話題性優先のキャスティングへの不満が強く表れています。

「せっかくの映像美も、声の違和感でぶち壊し」

「芦田愛菜の歌は良かった。でも演技はやっぱり違和感」

といった声が象徴するように、本作の声の演技には明確な賛否があり、作品全体の評価にも大きく影響を与えていることは間違いありません。

次章では、もう一つの酷評ポイントである**「脚本がひどい」と言われる理由**について詳しく見ていきます。

 

脚本がひどい？テンポと構成に疑問の声も

『果てしなきスカーレット』が「つまらない」と言われる原因の中で、声優の演技と並んで酷評の的となっているのが脚本の構成とテンポです。

本作の脚本は細田守監督が単独で執筆しており、過去作の『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などで共同脚本を担当していた奥寺佐渡子は今回は不参加。

この変更が、作品の完成度に影響を与えたとする声も多く上がっています。

説明セリフの多さにうんざり？

観客の多くが不満を口にしているのが、「説明セリフが多すぎる」「会話ばかりで進まない」といったテンポの悪さです。

実際にレビューサイトでは、

  • 「ストーリーが退屈。とにかくセリフが多い」
  • 「キャラの心情をセリフで説明しすぎて、観る側の想像を奪っている」
  • 「途中でトイレに行っても話についていける」

といった感想が目立ちます。

説明に時間を割く一方で、感情の描写が曖昧になっており、「怒ってる理由が分かりにくい」「感情移入できない」といった声も多く寄せられています。

 

盛り上がりのない終盤が虚無感を加速

ストーリー展開にも問題が指摘されています。

物語のクライマックスと思われる場面でも劇的な展開はなく、「あれ？もう終わったの？」という唐突なラスト。

感動の余韻を期待していた観客ほど、「置いてけぼり感」が強かったようです。

特に、エンディングで流れる芦田愛菜の主題歌「果てしなき」が美しく響くだけに、

「綺麗な歌が逆にストーリーの薄さを浮き彫りにした」
「泣ける曲なのに、内容が薄いせいで感動できない」

といった評価になってしまったのは、構成と脚本の問題にほかなりません。

「脚本の迷走」が全体に影を落とす

脚本面では、「テーマと構成が噛み合っていない」「哲学的な要素が中途半端」といった批判も多く、作品全体がまとまりに欠ける印象を与えています。

 

SNSでは

「脚本の粗が目立ちすぎる」
「演出の意図が伝わってこない」
「メッセージ性が浅い」

という指摘もあり、細田監督の単独脚本に疑問を抱く声が殺到しているのが現状です。

では、果てしなきスカーレットに“良かった”という評価は本当にないのでしょうか？

次の章では、わずかながらも光を見出す意見について紹介します。

良い意見もある？映像美と音楽は高評価の声

『果てしなきスカーレット』は全体として「つまらない」という評価が目立ちますが、一方で一定のファンからは好意的な声も上がっています。

特に高評価されているのは、「圧倒的な映像美」と「印象的な音楽」です。

 

映像だけなら“今年No.1”との声も

SNSやレビューサイトでは、「ストーリーは微妙だけど、映像だけは素晴らしい」と語る人が多数。

背景美術はまるで絵画のように繊細で、特に“死者の国”の描写には驚きの声が多数寄せられています。

細田作品ならではの繊細でファンタジックなビジュアルは健在で、「映像だけで2時間見ていられる」「美術設定だけでも見る価値がある」との声も。

最新の3DCG技術を活用しながらも、温かみのあるビジュアルに仕上がっており、実写と錯覚するような高品質なカットも多数存在します。

 

音楽・主題歌は心に残る出来栄え

本作の主題歌「果てしなき」は、主演の芦田愛菜が自ら歌っており、その歌声に胸を打たれたという人も多いです。
監督・細田守が作詞作曲まで担当しており、エンディングの余韻を強める大きな要素となっています。

また、劇中歌「祝祭のうた」も幻想的なメロディで、死者の国の情景と融合し、作品全体に独特の“空気感”を演出しています。

音楽を担当したのは『モテキ』『いだてん』などで知られる岩崎太整。彼の手がけるサウンドは評価が高く、「サントラは欲しい」「曲だけ聞きたい」といった声も見られました。

 

「音と映像」は、まさに細田守の真骨頂

細田監督の作品は、これまでも『時をかける少女』や『サマーウォーズ』で映像と音の融合に定評がありましたが、今作でもその特徴は健在。

「ストーリーは不満だけど、映像と音楽はずっと見ていたい」

「演出は迷走していたけど、ビジュアルだけは本当に圧巻」

「芦田愛菜の歌だけで泣ける。声優より歌手の方が合ってるかも」

といった感想も多く、視覚と聴覚の美しさに救われたと感じる観客も少なくありません。

では、そんな賛否が分かれる『果てしなきスカーレット』は、果たして観る価値があるのでしょうか？

最後に、結論として「この作品を観るべきかどうか」を整理していきます。

果てしなきスカーレットは本当に観る価値がないのか？

ここまで『果てしなきスカーレット』について、「つまらない」「退屈」「声優が下手」「脚本がひどい」といった酷評の数々を見てきました。

ではこの作品は、本当に“観る価値がない”駄作なのでしょうか？

結論から言えば「人を選ぶが、刺さる人には刺さる」というのが妥当な評価です。

全員におすすめできる映画ではない

まず断言できるのは、「万人向けのエンタメ作品ではない」ということです。

本作のテーマは「復讐」と「赦し（ゆるし）」、物語の軸は“死者の国”での内省的な旅という非常に重く、哲学的な内容。

そこに加えて

  • テンポの遅さ
  • 説明過多なセリフ
  • 感情描写の薄さ
  • 声の違和感

といった要素が重なり、エンタメ性を求めて鑑賞した人には苦痛になりやすい構成になっています。

実際、SNSでも

「まるで肝試し」
「途中で眠った」
「感動の押し売りがキツい」

といった、強烈な拒絶反応を示す声も。

 

ただし、深く刺さる層も確かに存在する

一方で、「細田守作品の挑戦を支持したい」「感情と向き合う物語だった」「芦田愛菜の歌が沁みた」といった、静かに心を打たれたという声も確かにあります。

特に、

  • 映像美に感動した人
  • テーマに共鳴した人
  • 詩的な演出や象徴表現が好きな人

にとっては、唯一無二の映画体験になる可能性もあるのです。

あるレビューでは、

「これは娯楽じゃなくて、自己対話に近い」
「細田監督が今、描きたかった“生きるとは”を映像で表現した作品」

といった解釈も見られました。

 

作品の“価値”は、あなたが決める

『果てしなきスカーレット』は、確かに粗さも多く、誰にでも勧められる作品ではありません。

しかし、その挑戦的な構成や映像美、芦田愛菜の主題歌など、光る部分も確かにあります。

SNSやレビューでの評判に惑わされず、「自分の目で確かめてみる」ことも、映画の醍醐味のひとつです。

あなた自身が、この作品に“何を感じるか”が一番の答えになるはずです。

果てしなきスカーレットは“つまらない”だけではない

『果てしなきスカーレット』は、細田守監督による挑戦的なアニメ作品として注目を集めた一方、「つまらない」「眠くなる」といった否定的な声がSNSやレビューサイトに多数寄せられています。

酷評の主な理由は以下の通りです。

  • 予告編とのギャップが大きすぎる
  • 芦田愛菜や岡田将生の声優演技に違和感
  • 脚本のテンポが悪く、説明過多で冗長
  • 感情移入しにくく、物語に入り込めない

しかしその一方で、背景美術や映像クオリティの高さ、芦田愛菜が歌う主題歌「果てしなき」の感動的な余韻、哲学的テーマに共鳴した一部ファンの熱い支持という肯定的な評価も見逃せません。

結局のところ、『果てしなきスカーレット』はエンタメとして気軽に楽しむタイプの映画ではなく、好みが大きく分かれる“二極化作品”です。

「映像美に惹かれる」「メッセージ性を考察したい」という方には刺さる可能性もあります。

一方で、テンポ感や分かりやすいストーリーを求める人には向かないでしょう。

「つまらない」と決めつける前に、自分の目で確かめてみることをおすすめします。

ABOUT ME
猫も毛づくろい
1976年生まれ、同い年の夫、長男（16歳）、次男（10歳）との4人家族。 長年勤めた会社を退職し、就活＆専業主婦。 日々気になったことを書いてます
スポンサーリンク
RELATED POST