読書感想

小野寺史宜さん著書「近いはずの人」を読んで感じたこと

夫婦

突然悲しみに襲われたとき
悲しみじゃなくても
傷つくとか
相手の心のうちは、本当のことは分からない
本当のことを言っているかの裏は取れるわけじゃないし、
相手がもう目の前にいないなら
そもそも確かめることもできない。
そうゆうとき
自分はどんな結末なら納得するのかとか
かんがえた

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「近いはずの人」の内容をさっくり

突然の事故で妻が死んだ。わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込む俊英。ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ―。残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。
 
Amazonより引用
 
私なりにあらすじ書いてみます。
 
主な登場人物は主人公の俊英。
事故で亡くなった俊英の妻、絵美。
俊英の両親、弟と婚約者。
絵美の両親、姉と婚約者。
絵美の同僚。
 
ここに俊英が学生時代好きだった幹恵と偶然の再会する。

絵美の携帯から事故当日「8」と言う男と一泊旅行の約束をしていて
事故にあったことがわかる。
 
俊英は「夫」とゆう立場を、気持ちを強く持ち、
のちに「8」を突き止めて、直接会って話をする。
その突き止めていく中で、それぞれの立場、
感情の違いに傷ついたり、一見すると理不尽な対応をされる。
それでも納得できず行動していく中で、
俊英の中で感情に変化が出てくる。
 
絵美の携帯ロックを外せてから
絵美の心、自分の知らない面が少しずつ見えてくる。
夫として一番近くにいて理解していたつもりが、
そうではなかった現実にぶち当たる。
絵美との関係を何事もなかったように自分に接していた人たち。
その現実を知った時「夫」とゆう立場の自分の感情に苦しむ。
 
絶望から憎しみ、怒り感情に移り、
怒りから本来の慎重に見えて軽率な俊英が最後に少し登場する。
 

もし自分が彼と同じ立場だったら

読書って自分に置き換えて読むのも、
楽しみ方の一つだと思っています。
 
3ページ読んだあたりで、
「私は一番の理解者になっているだろうか?」
と震えました。
 
 
 
 
 
 

同時に、夫とはいえ他人ですもの。
分からない、見えない面があって当然ですよね。
それはお互い様。

自分を責めてしまう気持ちはわかります。

でもわからないからと言って、
自分を責める必要は無いし、
他人から責められる必要もないのです。
(俊英は義理の親から責められていたようなので。)

自分を傷つけなくていい。
もう十分傷ついているんだもん。

俊英の感情の変化を読みながら、
エイブラハム感情の22段階を思い出しました。

エイブラハム感情の22段階って?

①喜び・自信・自由・愛・感謝・大いなる気づき
②情熱
③熱意・やる気・幸せ
④ポジティブな期待・信頼
⑤楽観
⑥希望
⑦満足
⑧退屈
⑨悲観
⑩ストレス・イライラ・我慢
⑪圧迫感・戸惑い
⑫落胆・失望
⑬疑い
⑭心配
⑮非難
⑯挫折・落胆
⑰怒り
⑱復讐心
⑲敵意・激怒
⑳嫉妬
㉑罪悪感・自信喪失・自己卑下
㉒恐怖・憂鬱・絶望・無気力・苦悩

①から⑦が一般的にポジティブとゆう感情で、
そこからしたがネガティブ感情ですね。

読んでいく中で、俊英もこの感情の22段階を登ります。
ネガティブな感情に蓋が出来ず、
とことん落ち込み、
怒り、恨み、無価値観を味わう。
そこがすごく素直で読んでいて気持ちいい(笑)

ネガティブな感情をつい無かったことにしてしまいがちですが、
傷ついたときに我慢してしまうと、
かえって長引かせることになります。
誰でも経験ありますよね。

私は夫がうつ病の時にこれを知っていてよかったと思います。
症状改善するときに、
一時的に怒りの感情を通るんですよね。
サポートしている人がこのことを知らないと、
悪化したと判断してしまいます。

人は欲しい結果を分かっていない時がある

妻を亡くした俊英に言いづらいのですが、
本当に自分しか見えていない。
「自分が一番傷ついているんだ!」

でも、「8」電話かけたときに言われるんです。
「君は何が目的で電話をけてきたの?」

俊英はうまく答えられないんです。

これ私あるあるなんです。
気持ちがよくわかる。

どんな結果なら納得するのか。
整理がついていない。
行動しながら傷つきながら進むしかないんですよね。

自分の正当性を主張して相手を負かしたい。
私が正しいので謝ってください。
そう望むときないですか?

そう挑んだのに論破されて負かされたりして余計腹が立ったり。

そんな自分が悔しくてね。
それでも進むんだよね。

本を読むことで、
そんなことを思い出したりした。

他人は他人の都合、評価で動くけど、
意外と知らないところで傷つかないように
守ってくれていたりします。

何でも見せ合うのが分かり合いではなく、
裏にはいろんな形の優しさがあって、
だから、
見えないから、聞いてないからと、
自分で自分を痛めつける妄想をしなくてよくて。

無価値観や怒りの感情がやってきても
味わい尽くせば感情の階段を一つを昇る。
だから大丈夫だと思える。

そんな本でした。

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ABOUT ME
猫も毛づくろい
1976年生まれ、同い年の夫、長男(16歳)、次男(10歳)との4人家族。 長年勤めた会社を退職し、就活&専業主婦。 ブログはいつかの自分へ向けて書いています。
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