「VISAカードからNetflixの高額請求メールが届いた」—
そんな声がSNSや掲示板で急増中です。
身に覚えがないのに金額は異様に高く、解約ボタンを押すと見慣れない英語の画面へ…。
焦りと不安が入り混じるなか、誤った行動で被害を広げる人も少なくありません。
この記事では、そうしたメールの“正体”を見極めるヒントと、冷静に対応するための視点をお届けします。
VISAカードから請求メールは本物?
「VISAから19,800円引き落とします」
……え?なにそれ?急にそんなメールが来たら、そりゃあビビりますよね。
しかも差出人は“VISA”。内容は“Netflixの無料トライアル終了”。それっぽいし、焦るし、ヤバそうだし。
でも、ちょっと深呼吸。
そのメール、ほぼ間違いなくニセモノです。
というのも、まず大前提として——
「VISAカード」はブランド名であって、直接メールを送ってくることはないんです。
たとえばあなたが持ってるカードが「三井住友VISA」だったら、連絡してくるのは三井住友カード株式会社。
「楽天カードVISA」なら楽天カードが連絡してきます。
なのに、メールにはただ「VISAから請求」って書いてあるだけ。
ね?なんか怪しいでしょ?
それに、こんなメールには共通する“詐欺のニオイ”があるんです。
よく見る!怪しすぎるポイント集
- 日本語がちょっと変。
- 金額がやたら高い。Netflixの月額は2,000円台。19,800円って何!?
- リンクのURLがヤバい。よく見ると「netfl1x-pay.support.biz」みたいな謎アドレス
- 問い合わせ先がない。電話番号もLINEもチャットもナシ。
- 差出人アドレスがそれっぽいけど違う。「@netflix-jp-support.org」など
ひとつでも当てはまったらアウト。もうそれは詐欺の香りぷんぷんです。
キャリアメールは詐欺師のターゲット
最近特に狙われやすいのが、docomoやauなどのキャリアメール。
なぜかって?
それは「昔から使っててセキュリティ対策がゆるい人が多いから」。
さらに、メールアドレスがネットのどこかに登録されたままだと、詐欺業者の“リスト”に自動的に入っちゃうんです。
結論。
この手のメールは、焦ったら負けです!
Netflix高額請求の正体とは
「Netflixの無料トライアルが終わるので、今月19,800円引き落とします」
……いやいや、何それ!?うちNetflix登録してないけど!?ってなりますよね。
しかも差出人は“VISA”。
まず知っておいてほしいのは、Netflixの料金。
2025年11月現在、プレミアムプランでも月額2,290円(税込)です。
どんなに“盛って”も、3ヶ月で6,870円。どこをどうやったら19,800円になるのか…。
そう、その金額、あえて高くしてるんです。
なんのために?——あなたを「やばい、止めなきゃ!」と焦らせるため。
これ、心理トリガーの王道パターン。
人間、急に高額請求されると、冷静な判断ができなくなるんです。
で、その先に待ってるのが「英語表記でそれっぽいけど、なんか違う」謎サイト。
Netflix風だけどURLが妙に長かったり、「.netflix-member.com」みたいな偽ドメインだったり…。
ここにクレカ番号とか入れたらアウト。
今度こそ本当に19,800円、いやそれ以上が引き落とされる羽目になります。
ちなみにこのメール、あなただけじゃなく日本中の人が受け取ってます。
【ご注意】
詐欺メールが来ました😱
フィッシング詐欺が流行ってるのかも🤔送信元→ ぷらら(成りすまし)
宛先→ 万博
内容→ Netflix年間メンバーシップに登録Netflixに年間支払いはないですし
内容が雑なんだけど
誤ってURLを押さないよう気をつけましょう🤓#ぷらら#詐欺メール#Netflix pic.twitter.com/Z5SfzgYRZJ— ちえ@アラコキlife (@Chiemama19) September 29, 2025
X(旧Twitter)で「Netflix フィッシング詐欺」とかで検索してみてください。
「同じの来た!」「危うく騙されるとこだった…」って声がわんさか出てきます。
この手の詐欺メールには、個人名も契約番号も一切書かれていません。
全部“それっぽく”見せて、ただ不安をあおってくるだけ。
そして最も重要なのは、請求の有無はメールじゃなくて「カード明細」で確認する。
メールじゃなく、楽天カードや三井住友カードなど、あなたの使ってるカード会社のアプリやWEB明細をチェックしましょう。
そこに19,800円がなければ、はい終了です。
「え、なんだ詐欺か〜」って笑い話に変えてしまえば、もうあなたの勝ちです。
詐欺メールの特徴と撃退法
最近の詐欺メールって、本当に巧妙。
ちょっと前までは「わたしはアフリカの王子です」みたいな雑なやつばかりだったのに、今はNetflix風のデザインでガチの“本物っぽさ”をかましてくるんです。
では、どうやって見抜けばいいのか。
ここ、主婦もサラリーマンも必見です!
【チェックして!詐欺メールの見分けポイント】
- 差出人のアドレスが謎!例「info@netfl1x-payment-support.biz」←Netflixじゃないし長すぎ。
- やたら金額がデカい!月額2,000円程度のNetflixが、なぜ突然19,800円…?
- 「今すぐ解約はこちら」みたいなリンクが主役?人の心を揺さぶってきます。
- 問い合わせ先が書いてない!電話番号もチャットサポートもなし。
こうやって見ると、「冷静なら絶対引っかからないのに!」って感じですよね。
でも、急に高額な請求メールを見ると、普段しっかりしてる人でもワンクリックの魔力に負けてしまうんです…。
【もし押しちゃったらどうする?】
「はい、やっちゃいました……」という方も、大丈夫。
リンクをクリックしただけなら、まだセーフです。
でも、その先のサイトで
- クレジットカード番号
- パスワード
- 生年月日
このあたりを入力してしまった場合は、すぐにカード会社へ電話!
「詐欺サイトに入力してしまいました」と正直に伝えるだけでOK。
多くのカード会社はちゃんと対応してくれて、被害も未然に防げることが多いです。
【これだけはやっとこ!予防3か条】
- 迷惑メールフィルターON!
ドコモ・au・ソフバン、どのキャリアにも設定あるのでチェック。 - 二段階認証は標準装備に
NetflixもAmazonもGoogleも、パスワードだけじゃ守れません。 - あやしいメールはまず検索
メールの冒頭をコピペして検索してみると、大量ヒットで真実が見える!
詐欺メールって、もはや日常茶飯事。
でも、冷静に「これは変だぞ?」と気づけたら、もうあなたは詐欺に勝ったも同然。
メールの裏には、人の焦りや不安を突くプロの罠があります。
でも大丈夫。あなたには知識とスマホとGoogle検索がある!
